Baby & Kids Star からのお知らせ

アンパンマンすら知らない子ども時代を過ごした私がベビーシッターの仕事をしている理由

今でも苦手なことはたくさんあるけれど…

私はシッターの仕事をするようになって、どのように子どもたちが親に扱われているのか、様々な事例を自分の目で確認することができました。

目がキラキラとしたお子さんのいる家庭に共通しているのは、「自己肯定感を高める育て方をされている」ということに気が付きました。自己肯定感を高める方法については、「子育てハッピーアドバイス」の本が分かりやすいかと思いますのでご参照いただけたらと思います。

このような本や大学での授業を通して、また多くのご家庭で、様々な親御さんのお子さんへの接し方を拝見して、自分が幼少期から苦しんできた理由が分かりました。

私はてきぱきと動いたり、自分の意志通りに体を素早く動かすのは苦手です。それでも長くジムに通って、できるだけ自由に体が動かせるようになるよう努力しています。

歌や工作も苦手だし、新しいことを理解したり覚えるのも時間がかかるし、不器用で、おっちょこちょいで、幼稚園児にも「もう、やすさんったら~!」なんて言われてしまったりもしますが、子どもたちの心が分かるので、閉じかけてしまった心を開かせるのが得意です。

私と長時間接するにつれて、子どもたちの表情が生き生きとしてきて、精神が安定してきたりもしています。
それは、子どもたちを一人の人格を持った存在として認め、子どもたちが自己肯定感を育めるよう、たくさんスキンシップをしたり話を聞いたり、一緒に笑ったり、たくさん甘えさせたり(甘やかす、とは違います)するよう心掛けているからだと考えています。

長年シッターをしていて特に嬉しかったエピソードはこちらです。

「あなたに出会えて良かった」と親御さんに言われるのが嬉しくて、そして子どもたちに「やすさん、大好き!一緒にうちに住もうよ!」なんて言われるのが嬉しくて、ずっとシッターをやっています。

つい先日も、初めてシッターに行った先の3歳の女の子が「明日、保育園のお迎えに来てくれる?今度いつ遊んでくれる?」と言いながら、ぴとっと私の体にくっついてきてくれ、ほんわか幸せな気持ちになりました(*^^*)

暗黒の子ども時代を多くの親子の幸せの種に変えていきたい

よく「子どもは親を選んで生まれてくる」と言われますが、私は子どもが語った内容からそれを実感することが多々ありました。

日本で唯一のダーウィン・メダル(生物学における世界最高レベルの賞)を受賞している遺伝学者、木村資生(もとお)さんによると、生き物が生まれる確率は、1億円の宝くじに100万回連続で当たる確率だそうです。
このような奇跡的な確率で生まれてきたということからも、命の誕生に人智を超えた力を感じてしまいます。

昔読んだ本で、「神様は幸せをそのまま与えてくれるわけではない。幸せに変えるものを与えてくれるんだよ」という内容の文を見た記憶があるのですが、暗黒の子ども時代を送った自分が、それを幸せの種に変えることができる方法は、ベビーシッターの仕事を通じて日本の親子の未来を明るいものにしていく、ということかなと思っています。

もし辛い子ども時代を送っていなかったら、ベビーシッターの仕事はしていなかったと思いますし、こうしてたくさんの素敵なご家族と巡り合うこともありませんでした。

このホームページでは、自分の仕事には直接結びつかないような子育てに役立つ情報も載せていますが、それは子育てで悩んでいる親御さんの力になりたい、幸せな子ども時代を過ごした子どもは、幸せな大人となり、幸せを分け与えられるようになる、長い目で見れば、それが社会全体の役に立つ、と信じているからです。

これまでたくさんの方々、しかもその多くはお互いに名前も知らない方々に助けられて、何とか現在まで生きることができました。これまで受けてきたご恩に感謝しながら、これからご恩返しがしていけたらと思っています。

私は、日本一子どもの心に寄り添うベビーシッターを目指しています。

この世界に生まれてくるすべての子どもたちが幸せでありますよう、そしてすべての親子の未来が明るいものでありますよう願ってやみません。

最後に、私のお父さんとお母さんへ

お父さん、私をこの世に誕生させてくださってありがとうございます。
お母さん、私をこの世に産み出してくださって、ありがとうございます。

心より感謝しています。

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