子育て支援員研修の共通科目の中の科目①乳幼児の生活と遊びについて学んだので、特に重要だと感じた所をまとめておきます。
- 子どもは、日々生活しながら発達していく。子どもの発達の連続性、発達段階、特に発達過程を理解して援助する。
- 子どもは家庭と保育所を行き来し、環境の変化が生じている。そのため、子育て支援員は、子どもの保育所での様子を保護者に伝えたり、子どもの家庭での様子を保護者から聞くなどして、環境の変化に合わせた子どもの生活への援助をしていく。
- 子どもの遊びは、子どもを発達させ、成長させる。子育て支援員は、子どもが創り出す遊びを、子どもと共に楽しみながら、遊びを豊かにする支援をする。
- 遊びを豊かにする環境のあり方は、子どもが何に興味を持ち、何に関心を抱いているのか、どんな遊びをとらえようとしているのかを予想しながら環境を構成していく。
- 発達の特性として、まず人から愛され、かけがえのない尊い存在として受け止められることで人への信頼感が育まれる。信頼感が心の拠り所となり、自らも身近な人や周囲の環境に働きかけるようになる。
- 子ども同士の関りの中で、相手を思いやる気持ち、共通の目的を実現するために協力しやりとげる協同性、子ども同士で折り合いをつけながら決まりを作ったり、守ったりする道徳性が身につき、互いに影響し合うことで情緒が発達し、社会性が発達する。それらがやがて生きる力となっていく。
- 子育て支援員の役割は、子どもの一日の生活の中で、発達段階に応じてどこまで援助が必要か判断しながら、子どもの意欲を見守り、意志を尊重し、必要なところで援助し、子どもを支えることである。
ちなみに、子どもが自分で着替えることに興味を持つきっかけとして、「着替え」をテーマにした絵本を一緒に読むという方法があります。
例えば、林 明子さんの「おててがでたよ」というロングセラーの絵本は、すっぽりかぶったダブダブの服から、赤ちゃんが手を出し、頭を出し、足を出していき、最後はにっこにこの笑顔で出てきた自分の手足などを確認する、赤ちゃんが自分で服を着ることができた喜びが伝わってくる絵本です。