今月、大井町駅から徒歩8分ほどのところにある「しながわ防災体験館」で、防災に関する様々な体験をしてきました。
同施設は品川区役所の第二庁舎防災センター2階にあるのですが、区役所の3階ロビーには、なんとシナモンロールのオブジェと顔はめパネルが!可愛い♡
シナモンロールは、品川区の観光大使だそうです。知らなかった!
お子さんと防災体験館に行く際には、こちらで記念写真を撮るのも良さそうです(*^^*)
2階に下りると、防災体験館がありました!
正面に見えるのは、品川区防災課キャラクター、カメの「ジージョくん」。
平成28年3月11日にリニューアルオープンしたというこちらの施設はとても綺麗で、優しいスタッフさんが防災について色々と教えてくださいました。
パンフレットに載っていた案内図はこちらです。館内は6つのコーナー(防災展示、初期消火体験、要配慮者避難誘導体験、シアター/ワークショップルーム、避難姿勢体験、応急救護体験)から成っています。
「応急救護体験」コーナー
応急救護体験コーナーでは心肺蘇生やAEDの使い方の練習をしました。
私はつい先日、消防署で救命講習を受けてきたばかりなので、これはすぐに思い出し、うまくできました。(その時の記事はこちらです)
今回初めて知ったのは、AEDは約70種類もあることです。
メーカーによって、小児用パッドがあるものとないものがありますが、なければ大人用の物を使うこと、また、AEDを開けると自動的に音声が流れ始めるものもあれば、スイッチを押して使うものもある(先日の消防署のはスイッチを押すタイプでしたが、こちらのは自動的に流れ始めるものでした)ということ、ランドセルを背負い始める年齢(=小学生)になったら、大人用モードで使用すること、といったことが勉強になりました。
また、大人の胸骨圧迫は両手を組んで行いますが、乳児の場合は指2本で、小児の場合は片手で、どちらの場合も大人の時と同じく、体が3分の1沈むように押す、といった点も以前学習はしていましたが、今回改めて思い返すことができて良かったです。
「初期消火体験」コーナー
初期消火体験コーナーでは、まずは消火器(練習用の物なので、中身は水)を使って消火体験を、それから屋内消火栓を使って消火体験を行いました。
ビルなどにある屋内消火栓には2つのタイプがあり、1号消火栓は2人以上で操作するのだそうです。カーテン状にホースが畳み込まれているので、起動ボタンを押したらホースを外に出してからノズルを持って行きます。ノズルを持つ位置は、両手とも銀色の長い部分だそうです。そこを持たないと、はめ込まれている部分(?)が外れてしまって水がそこから噴き出してしまうことがあるそうなので、気を付けなければと思いました。
こちらは2号消火栓です。一人でもホースを伸ばしやすい仕組みになっています。1号消火栓と比べると、水量は少なくなりますが、扱いやすいという利点があります。
画面に映し出された火災現場に向かって、消火器、消火栓1号、2号の放水体験をさせていただきました。
消火器での消火体験ができる所は各地にあるようですが、消火栓を使った体験ができるところは少ないとのことでしたので、今回貴重な体験をさせていただいて感謝感謝です。
特に1号消火栓の水の勢いがすごかったです!
「要配慮者避難誘導体験」コーナー
高齢者など要配慮者(体験では人形を使いました)をベッドから車イスへ乗せ、車イスを坂道やでこぼこ道で押す体験もさせていただきました。
実際に車イスを押す際には、スタッフの方に車イスに乗っていただき、押させていただきました。
私はかなり前に車イスを使用していたことがあるので、自分で操作するのは割と得意なのですが、人が乗った車イスを押すのは慣れていないので、「こんなに大変だったんだな…」と、当時介抱してくれていた友人たちに改めて感謝の気持ちが湧きました。
そして、VR機器を使った緊迫感のある防災体験をしてから、防災展示も見学し、本日の体験は終了! 私が行った時はたまたま貸切状態でしたので(午前中は団体さんが来られていたそうです)、私一人のために何人ものスタッフさんにお世話になりました。恐縮です…。 ご丁寧に教えてくださり、どうもありがとうございました!
品川区役所の目の前には、「しながわ中央公園」がありました!
噴水や花壇のお花、芝生が綺麗で、小さな小川も流れていました。
(2019年5月現在)
品川区役所のHPのしながわ防災体験館のページはこちらです。
親子防災体験も実施しているようです。