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反抗期について

子どもが2,3歳の頃になると起こる「反抗期」。
何を言っても「イヤ!」「やらない!」とアマノジャクな反応をする子どもの相手をするのは本当に大変だと思います。
でも、大人にとっては対応するのが大変なこの時期も、子どもたちの成長にとっては大切な過程だと保育の授業で学んだことがあります。
そして最近読んだ子育ての本にも、このように書いてありました。

子どもは、依存と反抗を繰り返しながら、自立します。
(中略)
反抗が大きい時期は自立をしようと努力をしている、自立をしようともがいている時期です。
それをしっかり受け止めれば、反抗は終わります。
でも、押さえつけてしまうと、かえって反抗は長引きます。
十分に親に反抗できなかった子は、成長後に、社会に向かっても反抗します。
暴走族のように、自分のワルぶりを、これでもかと見せつけるのは、反抗期がずっと続いている状態です。
逆に親に反抗できずに「いい子」を続ける子どももいます。これでは自立はできません。

佐々木正美著「子育てでいちばん大切なこと」より引用

反抗する子どもを、「反抗するのはすくすく育っているあかし。よしよし」と思って見て、 気持ちをちゃんと受け止めていると、反抗期は短くなるそうです。

自分の子ども時代を思い返しても、これまで保育をしてきた子どもたちの様子を見ていても、確かにそうだなあと思いました。

30年以上にわたって保育園、幼稚園、児童相談所などで親や保育士の相談、勉強会に携わり、子どもたちの現場を最も知る精神科医として親たちから信頼されているという佐々木先生のこちらの本からは、子どもたちと親御さんへの温かい愛情が感じられ、特に「あとがきにかえて 子育てでいちばん大切なこと」に書かれていたメッセージに深く共感しました。

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