過去記事で、老人ホームに入居している、友人の86歳のお母様と時々お出掛けをしていることを書いてきましたが…
実はそのお母様は認知症の方で、最近認知症が進んできていらっしゃいます。
直前の会話の内容や行動を忘れてしまったりされるので、外出付き添いの際にはフォローさせていただいているのですが、私自身、物忘れしがちなのと、人の顔を覚えにくいので、思い通りに言葉が出なかったり身体が動かない辛さが分かり、お気持ちに共感できることが多々あります。
私は手首にメモできるWEMOを使用したり、周りの人にフォローしてもらったりしながら生活をしています。
ちなみに、今年の夏ご一緒に外出した際、いつも通り、駅前からタクシーに乗ったのですが、老人ホームに戻るための道の通りの名前が出て来ず、私があたふたとしていたら、お母様が突然「ここは私が頑張らなきゃ!」と思って下さったようで、運転手さんに「このロータリーを回って、そこの薬局がある角を左に曲がってください」と的確に説明をしてくださいました!
私がおっちょこちょいで色々とスローペースなところが、お母様に親近感を感じていただけているようで、また、お母様は何度も同じお話を繰り返すのですが、私がずっと笑顔で聞き続けてきた結果、非常に私のことを気に入ってくださり、老人ホームの入居者仲間に私のことを勝手に宣伝(?)してくださるようになりました…^^;
そんなこんなで、私は子どもだけでなく、高齢者の方々とも波長が合うなあと感じているので、介護についても勉強しようと思い、今、とあるスクールで「介護職員初任者研修」を受けています。
知識と経験が豊富な講師の方々が、業界の裏話を暴露してくださったりしていて、とても興味深く、非常にためになっています。
前回お母様とお会いした際にはご自分で歩いていらっしゃいましたが、現在は車いすを使用されているとのことですので、車いすの押し方や認知症の方の対応などもしっかり学んで、安全に楽しい外出ができるよう、介護の基本的なことについて学んでいきたいと思います。

